IO-Link対応製品(Hans Turck GmbH & Co. KG)
IO-Link対応製品(IO-Linkマスタ、IO-Linkデバイス)
Hans Turck GmbH & Co. KG(以下、TURCKと略称)は革新的な製品開発に注力し、IO-Link対応近接センサuprox3シリーズや非接触式ロータリーエンコーダQR24シリーズ、PROFIsafeとIO-Linkマスタ機能を搭載したブロック型ハイブリッド リモートI/O TBPNなどをリリース。より効率的なシステム構築とトータルコストダウンを提案いたします。
タークのIO-Linkソリューション
IO-Linkは、IO-Linkデバイス(センサやアクチュエータ)とIO-Linkマスタ(PLC側I/OカードまたはリモートI/O)の1対1シリアル通信(ポイントツーポイント)を規定した通信規格です。IO-Linkデバイスは入出力信号だけでなく、診断情報やパラメータなどの情報をコントローラ側と通信可能。
IO-Linkの通信距離は20m。配線はセンサなどで使用される非シールド3線または4線ケーブルが使用可能です。IO-LinkマスタとIO-Linkデバイス間の通信速度は4.8kbps、38.4kbps、230.4kbpsの3タイプ。プロセスデータのデジタル化と付加価値情報の活用で、フィールドシステムの効率化をサポート。
IO-Linkのシステム構成 ※クリックで拡大
タークのIO-Linkソリューション説明動画
IO-Linkのメリット
●シームレスなリモートアクセス
PLCのプログラミングソフトウェアやネットワークコンフィギュレーションソフトウェアまたはFDTフレームアプリケーションなどからIOLinkマスタに接続されているIO-Linkデバイスへ直接アクセスしプロセスデータの確認やパラメータの変更などが可能。
●効率的なメンテナンス性
パラメータをセットしたIO-Linkデバイスをメンテナンス交換する場合、IO-LinkマスタまたはPLC側から新しいIO-Linkデバイスへパラメータ情報を自動的にダウンロードすることが可能。パラメータ設定にかかる作業時間の短縮をサポート。
●機器のコストダウン
アナログ入出力機器や多点デジタル機器をIO-Linkデバイスへ置き換えられる場合、コントローラ側の入出力カードをIO-Linkマスタへ集約することで機器にかかるコストと在庫点数の削減が可能。
また配線を汎用ケーブルへ置き換えることで配線コストも削減。
センサー製品群(オートメーションプロダクト)
制御機器製品群(オートメーションシステム)
カタログ
製品のカタログをご確認いただけます。
フライヤー
IO-Linkのフライヤーをご確認いただけます。
カタログは 日本法人であるターク・ジャパン株式会社コーポレートサイト、Hans Turck GmbH & Co. KGの日本語サイトからもダウンロードできます。
★ご購入はアズビルトレーディングからお願いします。
準備
1.必要な機器とソフトウェア
IO-Link接続に必要な機器とソフトウェアは以下の通りです。
■ 必要な機器
- USB IO-Linkマスタ:USB-2-IOL-0002(ID-No.6825482)
(Hans Turck GmbH & Co. KG製)
■ 必要なソフトウェア
- FDTフレームアプリケーション:PACTware※1
(Hans Turck GmbH & Co. KG製 機器設定用 FDTフレーム) - USB IO-Linkマスタ用DTM※2:DTM for USB-2-IOL-0002
(Hans Turck GmbH & Co. KG製 USB IO-Linkマスタ用DTM) - IODDインタープリタ※3,※4:IODD DTM Configurator
※1 PACTwareとはFDTフレームアプリケーション(FDT/FRAME)の一つで、IEC規格62453によって標準化されたフィールド機器管理用ツール(Field Dwvice Tool)です。
※2 USB IO-Linkマスタ用DTMとは通信DTMでインストールすると、PACTware上に表示されるようになりIO-Link USBマスタの機器と通信できるようになります。
※3IODDとはIO-Link Device Description (IO-Linkデバイス記述) です。デバイス特性を電子的に記述したものです。IODDファイルには、ID、プロセス値、診断データなど、システムへの統合に関する情報があります。
※4IODDインタープリタとは各デバイスのIODDをPACTwareにインストールするソフトウェアです。
2.本取説及びソフトウェアのダウンロード