トラップドキーインターロック | mGard/amGard pro/tGard
トラップドキーインターロック(一般に「トラップキーインターロック」とも呼ばれる)は、 キーの受け渡し手順によって設備の停止と危険エリアへの立ち入りを確実に管理する安全機構です。
トラップドキーインターロックとは
あらかじめ定義されたキー操作によって危険エリアへのアクセスを条件付けし、点検作業中の不意な再起動を防ぐ安全機構です。国際安全規格EN/ISO 13849-1:2008 PLeに適合しています。
キーの抜き取り=動力遮断
キーの抜き取りは、装置のエネルギー源を遮断することになります(自動車のエンジンキー抜き差しと同様の考え方です)。
ドアが開いている間は起動不可
ドアロックは、キーを挿入して回すとドアが開けられ、ドアが閉められるまで キーはトラップされて外せないため、ドアが開いている間に機械が起動することはありません。
堅牢な筐体構造とモジュール式設計により、お客様が求めるシーケンスに応じて必要な機能を必要な数だけカスタムできます。一部機種は電気配線不要のため、防爆エリアの安全対策にも導入できます。各製品の具体的な動作手順は、製品ラインナップから各詳細ページでご確認いただけます。
動作の様子を動画で見る
安全扉の施錠管理という課題を、トラップドキーが解決
機械の稼働中に安全扉が開いてしまう事故を防ぐには、電気配線に頼らない確実なインターロックが必要です。トラップドキーは キーの受け渡し順序で機械停止を機械的に保証し、電源喪失時にも安全性を維持します。
- よくある課題
-
- 電気式インターロックは配線コストや故障リスクが高い
- 停電や電源喪失時に安全機能が失われる可能性がある
- ISO 14119:2024改訂への対応方法が分からない
- 複数の安全扉・複数工程の施錠順序を管理しきれない
- 安全手順の遵守を徹底しにくい
- トラップドキーで解決
-
- 配線不要の機械式機構で導入・保守コストを削減
- 電源に依存しないため停電時も安全機能を維持
- ISO 14119:2024で定義されるType 5インターロック装置に該当
- mGard/amGard pro/tGardの組み合わせで複雑な施錠手順を制御
- キーの受け渡し手順で安全を確保し、手順のばらつきを防止
製品ラインナップ
用途に応じてmGard・amGard pro・tGardの3モデルから選択でき、各製品の詳細情報は専用ページで確認できます。
mGard
トラップドキーによる機械式インターロックシステム。 キーの受け渡しにより電源遮断とアクセス許可を確実に管理し、複数のエネルギー源を伴う設備にも対応します。
詳細を見る
amGard pro
ソレノイド制御による電気機械式安全ドアスイッチ。危険動作中の安全扉の開放を防止し、高い安全性能と柔軟なシステム構成を実現します。
詳細を見る
tGard
安全スイッチ、トラップドキー、押しボタンや非常停止ボタンなどの操作機器を一体化できる、コンパクトな安全ソリューションです。
詳細を見る仕様比較
| mGard | amGard pro | tGard | |
|---|---|---|---|
| 主な特長 | キーの受け渡し手順により、動力遮断と安全扉への立ち入りを管理 | 高い安全性能と堅牢性を備え、安全扉の施錠・内部解除機構を一体化 | 安全スイッチ・トラップドキー・操作機器をコンパクトな筐体に集約 |
| ロック方式・構成 | 機械式トラップドキーインターロック (扉側配線不要) |
電気機械式安全ドアスイッチ(電磁ロック)+機械式トラップドキーインターロック | 安全スイッチ+機械式トラップドキーインターロック+操作機器(各機能は選択・組み合わせ可能) |
| 安全性能 | SIL3、カテゴリ4、PLe | SIL3、カテゴリ4、PLe | SIL2、カテゴリ3、PLd(標準構成) |
| 保護等級 | IP66~IP67対応 | IP67 | IP65 |
| 主な用途 | 配線工事が難しい設備、複数扉・複数工程のアクセス管理 | 重工業設備、屋外設備、高リスク工程、停止確認が必要な設備 | 設置スペースが限られる設備、複数の安全・操作機能を一体化したい設備 |
後付け可能な安全オプション:インターロックブロッキングデバイス(形 IBL)
インターロックブロッキングデバイスは、保護ガード内の危険エリアで作業中に、安全扉が誤って閉じるのを防ぐ安全装置です。
作業者が持ち込みキーを保持している間は、安全扉を完全に閉じることができません。複数人で作業する場合は、背面のプレートに各自のロックアウト(南京錠)を取り付けることで、作業者ごとに安全を確保できます。
動作の様子を動画で見る
FAQ(よくある質問)
質問をクリックすると回答が開きます。
トラップドキーインターロックとは何ですか?
トラップドキーインターロック(一般に「トラップキーインターロック」とも呼ばれる)は、 キーの受け渡し手順によって設備の停止と危険エリアへの立ち入りを管理する安全機構です。ISO 14119:2024およびJIS B 9710で定義されるType 5インターロック装置に該当します。
電気式インターロックと何が違いますか?
扉側配線が不要な機械式機構のため、停電やケーブル断線時にも施錠順序による安全機能が失われません。
mGard・amGard pro・tGardはどう使い分ければいいですか?
配線不要の機械式インターロックにはmGard、堅牢な環境で制御ボタンなどと組み合わせて電気制御を行う用途にはamGard pro、限られたスペースに複数の安全機能を一体化したい場合にはtGardが適しています。
ISO 14119の改訂にはどう対応していますか?
トラップドキーインターロックはISO 14119:2024で定義されるType 5インターロック装置に該当し、規格改訂後も引き続き適合します。
キーを紛失した際どうすればよいですか?
使用しているシリアル番号をお知らせいただければ、同じキーを製造することが可能です。また、現場の安全責任者の管理の下で、予備キーやグランドマスターキーをご購入いただくケースも多くあります。
メンテナンス頻度はどの程度でしょうか?
メーカー推奨のメンテナンス頻度は週1回です。メーカー推奨の潤滑剤(WD-40)を使用し、アクチュエータ挿入部およびキー挿入部を定期的にメンテナンスしてください。


